AGCOは、新製品を着実に生み出しており、その多くはデジタル製品やサービスを提供する*Fuse®やプレシジョン・プランティング市場への賛同といったスマート農業を特徴としています。これらの技術力は、土壌改良や化学物質使用量削減の為に活かされています。土壌内部を確認できる*Smart Firmerやバリオグリップを含めた土壌改良技術開発を基盤とし、お客様の大切な資産である土壌を保護する為、たゆまぬ努力を続けています。

*日本未導入

プレシジョン・プランティングでは、独自のアプローチで世界中の圃場における作付け、肥料散布、収穫作業を改善するスマート農業製品の開発をしています。農家が直面している無駄なコストを見つけ、利益に直結するよう、現在所有している機械の改造や、プレシジョン・ファーミングソリューションと組み合わせた新しい装備品を使い行っております。

大型機械、特に大容量化された播種機のホッパーが中央輪にあたる為、踏圧が作物の成長を阻害して収量を減収させるということが、多くの研究結果で報告されています。2020年、AGCOの北米モメンタムプランターツアーでは、タイヤの空気圧を調整することで土壌踏圧を最小限に抑える効果を実証しました。モメンタムのLoadLogic™システムは、プランター、種子、液体肥料の重量をすべてのタイヤに分散させ、中央部の車輪接地圧を軽減し、タイヤ圧縮を減らすことに成功しました。

フィンランドにあるAGCOのノキアエンジン工場では、工場内の物流車両すべての燃料を、廃棄物と残留物を原料とするNeste MY Renewable Diesel™に替え、排出量を更に約130,000kWh削減しました。

ドイツのフェント製造拠点では、地元の木材チップから熱エネルギーを発生させたり、太陽光発電システムから電力を供給したりと積極的にエネルギー使用の効率化を実施しています。 更なる省エネの取り組みとして、効率良い設備に改装したり、スマートライティングおよび換気システムの設置、古い建物の改修があります。マルクトオーバードルフ、アスバッハ・ボイメンハイム、フォイヒト、ホーエンメルゼンの拠点は現在、100％グリーン電力で稼働しているため、電力消費によるCO2排出量がゼロになり、生産による総排出量が大幅に削減されています。

AGCOは技術者の研究開発や、高度な技術を展開し、車両エンジンとトランスミッション効率の改善を続けながら、従来の技術を更に高めようと多くの費用を投資しています。その後押しとして電力の供給、天然ガス、ハイブリッド技術、燃料電池を推進しているだけでなく、代替燃料に焦点を当てたプロジェクトにも積極的に取組んでいます。 また近い将来、内燃機関を利用した農機の有効性向上にも注力する予定です。 AGCOは、事業を行っている地域の排出基準を満たしており、そのほとんどが目標値を上回っています。当社のエンジンは、米国ではTier 4に準拠しており、ヨーロッパではStage Vに準拠しています。