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タイムリミットの
ある仕事

PROJECT STORY 04
初見の農機を、わずか3日でセッティングする。

東日本支社 栃木営業所 サービス担当:馬淵 裕治

それは無理な連絡に思えました

ある日、営業から茨城県の現場で国内にあまり入っていない『マキシマ2』というプランター(播種するための農機)をセッティングしてほしいという連絡がありました。あまり経験のない機種とはいえ、手順通りに組めば問題ありません。ただ問題だったのは、セッティングするトラクターがプランター使用予定日の3日前にならないと現場に到着しないということでした。3日間あると思われるかもしれませんが、作業ができる状態にするためにはそれ相応の時間がかかるものです。

そうなんですね。具体的にどんな工程が必要なんですか?

まず現場に行く前に、作業機のコントローラーをトラクターキャビン内に取り付けるためのブラケット類を作成しておきます。

ちょっと待って下さい。ブラケットって、それぞれのものに合わせて作るんですか?

そうです。その他にも制作しなければならないものがあります。例えば、この度のマキシマ2というプランターは、ホッパー容量が希望されていた容量より小さいので、フロントにTF1500という大容量のホッパーを合わせて装着することになっていました。フロントのホッパーから実際に播種するマキシマ2まではパイプを通して内容物を移動するのですが、そのパイプをトラクター横に這わせる為に必要となるブラケットも、自作しなければいけないんです。これはトラクターのフレーム形状に合わせての作業となりますので、事前に制作しておくことは出来ません。それで、現場で採寸し、必要な部材を調達、部材の切断・溶接・組付け・配線などなどと膨大な作業を3日間の中でやらなければいけないということなんです。

無いものは作る。それが私たちの仕事です

ブラケットを現場合わせで制作するということは、マニュアルとかもないってことですよね?

そのとおりです。今回の機械は、私も初めて見るものでしたから、カタログやYOUTUBEなどの動画サイトを見て、パイプの取り付け位置や方法などを事前に確認して、シミュレーションをしていきました。

事前にかなりの準備をしていたんですね。

工程が多岐にわたるので、3日目午後からの試運転というゴールから逆算して、作業手順を組み立てていきました。それがなければ作業が終わっていなかったと思います。

チャレンジするのが使命であり、醍醐味

作業機をトラクターにつけるという、言葉だけを聞くと単純そうな作業に、そんな沢山の工程が含まれているんですね。

そうです。でも、そこがこの仕事の魅力の一つでもあります。私は機械が好きなので、どんどんチャレンジしていきたいという気持ちがあります。また、農業というのはタイムリミットがある作業です。その作業に間に合わせるように機械をチューニングするのは、私たち農機会社の使命でもあり、醍醐味でもあります。今回の件も苦労はしましたがとても楽しい仕事でした。

チームだから出来ることがある

では、作業はすべて成功だったんですね。

もちろん全て順調というわけでは有りませんでした。実際、どこに取り付けるのかわからない部品もあり、焦る場面も有りました。でも、本社の技術チームが支援してくれましたし、担当営業の熱い応援もありました。必死に作業して、なんとか時間内に工程を終えることが出来、当初予定していたとおり3日目午後の試運転に間に合わせることができました。

なぜ無謀に思える工程を受けたのか。

なぜかって、それが仕事ですから(笑)でも、その後、播種されたデントコーンがしっかり発芽したという報告を聞いたときには、とても嬉しくなりましたね。

たぶん、そのためにやっているんですね。

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